3)社内資料:同種造血幹細胞移植後に発症した標準治療抵抗性の急性移植片対宿主病(急性GVHD)に対するJR-031投与の第Ⅰ/Ⅱ相試験
(JR-031-201)及び継続調査(JR-031-202)(承認時評価資料)
初回投与時から4週後までにCRと判断された患者は14例中8例(57.1%、両側95%信頼区間:28.9〜82.3)、PRと判断された患者は14例中5例(35.7%、両側95%信頼区間:12.8〜64.9)でした。
初回投与時から12週後までにCRと判断された患者は14例中12例(85.7%、両側95%信頼区間:57.2〜98.2)、PRと判断された患者は14例中1例(7.1%、両側95%信頼区間:0.2〜33.9)であり、4週後までの評価においてPRであった患者5例のうち4例が12週後までにCRに至りました。
初回投与時の GVHDグレード |
グレードⅡ (n=9) |
グレードⅢ (n=5) |
全体(n=14) | ||
---|---|---|---|---|---|
最大治療効果判定 | 例数 | 例数 | 例数 | 割合(%) | 両側95%信頼区間 |
全反応:OR | 9 | 4 | 13 | 92.9 | 66.1〜99.8 |
完全反応:CR | 6 | 2 | 8 | 57.1 | 28.9〜82.3 |
部分反応:PR | 3 | 2 | 5 | 35.7 | 12.8〜64.9 |
混合反応:MR | 0 | 0 | 0 | 0.0 | 0.0〜23.2 |
悪化:PG | 0 | 1 | 1 | 7.1 | 0.2〜33.9 |
変化なし:NC | 0 | 0 | 0 | 0.0 | 0.0〜23.2 |
最大治療効果判定 | 例数(n=14) | 割合(%) | 両側95%信頼区間 |
---|---|---|---|
全反応:OR | 13 | 92.9 | 66.1〜99.8 |
完全反応:CR | 12 | 85.7 | 57.2〜98.2 |
部分反応:PR | 1 | 7.1 | 0.2〜33.9 |
混合反応:MR | 0 | 0.0 | 0.0〜23.2 |
悪化:PG | 1 | 7.1 | 0.2〜33.9 |
変化なし:NC | 0 | 0.0 | 0.0〜23.2 |
初回投与時から24週後までの期間に28日間以上CRが継続した患者は14例中10例(71.4%、両側95%信頼区間:41.9〜91.6)でした。
初回投与時の GVHDグレード |
グレードⅡ (n=9) |
グレードⅢ (n=5) |
全体(n=14) | ||
---|---|---|---|---|---|
CR継続期間※1 | 例数 | 例数 | 例数 | 割合(%) | 両側95%信頼区間 |
28日以上 | 7 | 3 | 10 | 71.4 | 41.9〜91.6 |
56日〜 | 6 | 3 | 9 | 64.3 | ― |
28〜55日 | 1 | 0 | 1 | 7.1 | ― |
14〜27日 | 1 | 1 | 2 | 14.3 | ― |
7〜13日 | 0 | 0 | 0 | 0.0 | ― |
0〜6日 | 0 | 0 | 0 | 0.0 | ― |
初回投与時から24週後にかけての各時点においてORと判断された患者は、4週後は12例中12例(100.0%、両側95%信頼区間:73.5〜100.0)、12週後は12例中12例(100.0%、両側95%信頼区間:73.5〜100.0)、24週後は11例中11例(100.0%、両側95%信頼区間:71.5〜100.0)でした。
初回投与時の GVHDグレード |
グレードⅡ (n=8) |
グレードⅢ (n=4) |
全体(n=12) | ||
---|---|---|---|---|---|
最大治療効果判定 | 例数 | 例数 | 例数 | 割合(%) | 両側95%信頼区間 |
全反応:OR | 8 | 4 | 12 | 100.0 | 73.5〜100.0 |
完全反応:CR | 5 | 1 | 6 | 50.0 | 21.1〜78.9 |
部分反応:PR | 3 | 3 | 6 | 50.0 | 21.1〜78.9 |
混合反応:MR | 0 | 0 | 0 | 0.0 | 0.0〜26.5 |
悪化:PG | 0 | 0 | 0 | 0.0 | 0.0〜26.5 |
変化なし:NC | 0 | 0 | 0 | 0.0 | 0.0〜26.5 |
最大治療効果判定 | 例数(n=12) | 割合(%) | 両側95%信頼区間 |
---|---|---|---|
全反応:OR | 12 | 100.0 | 73.5〜100.0 |
完全反応:CR | 10 | 83.3 | 51.6〜97.9 |
部分反応:PR | 2 | 16.7 | 2.1〜48.4 |
混合反応:MR | 0 | 0.0 | 0.0〜26.5 |
悪化:PG | 0 | 0.0 | 0.0〜26.5 |
変化なし:NC | 0 | 0.0 | 0.0〜26.5 |
最大治療効果判定 | 例数(n=11) | 割合(%) | 両側95%信頼区間 |
---|---|---|---|
全反応:OR | 11 | 100.0 | 71.5〜100.0 |
完全反応:CR | 10 | 90.9 | 58.7〜99.8 |
部分反応:PR | 1 | 9.1 | 0.2〜41.3 |
混合反応:MR | 0 | 0.0 | 0.0〜28.5 |
悪化:PG | 0 | 0.0 | 0.0〜28.5 |
変化なし:NC | 0 | 0.0 | 0.0〜28.5 |
本品を投与した14例の患者のうち、12週後まで生存していた患者は12例(85.7%、両側95%信頼区間:57.2〜98.2)でした。その後、100日後までに1例の死亡が確認され、24週後まで生存していた患者は14例中11例(78.6%、両側95%信頼区間:49.2〜95.3)でした。
初回投与時の GVHDグレード |
グレードⅡ (n=9) |
グレードⅢ (n=5) |
全体(n=14) | ||
---|---|---|---|---|---|
生存者数 | 例数 | 例数 | 例数 | 割合(%) | 両側95%信頼区間 |
12週後 | 8 | 4 | 12 | 85.7 | 57.2〜98.2 |
100日後 | 7 | 4 | 11 | 78.6 | 49.2〜95.3 |
24週後 | 7 | 4 | 11 | 78.6 | 49.2〜95.3 |
本品初回投与時の副腎皮質ステロイド剤の一日投与量の平均値は68.17mgと最も多く、4週後の時点で30.70mg、8週後の時点で17.56mgまで減少していることを確認しました。
初回投与時から24週後までにCRに至った患者は14例中12例でした。そのうち初回投与時から27日までの期間にCRに至った患者が8例と多くを占めていましたが、CRに至るまでの期間について顕著な傾向は みられませんでした。
CRに至るまでの期間※1 | CRに至った例数 | 割合(%) |
---|---|---|
0日〜6日 | 2 | 14.3 |
7日〜13日 | 3 | 21.4 |
14日〜27日 | 3 | 21.4 |
28日〜55日 | 2 | 14.3 |
56日以上 | 2 | 14.3 |
初回投与時に皮膚の症状を有した9例のうち、4週後までに一度は皮膚障害が消失した患者は6例でした。
初回投与時に肝臓の症状を有した4例のうち、4週後までに一度は肝障害が消失した患者は2例でした。
初回投与時に消化管の症状を有した10例のうち、4週後までに一度は消化管障害が消失した患者は8例でした。また、皮膚の症状を有した患者9例中8例、肝臓の症状を有した患者4例中3例、消化管の症状を有した患者11例中10例は、12週後までに一度は臓器障害が消失しました。
臓器 | 皮膚(n=9)※1 | 肝臓(n=4)※1 | 消化管(n=10)※1 |
---|---|---|---|
最大治療効果判定 | 例数 | 例数 | 例数 |
全反応:OR | 9 | 3 | 9 |
完全反応:CR | 6 | 2 | 8 |
部分反応:PR | 3 | 1 | 1 |
臓器 | 皮膚(n=9)※2 | 肝臓(n=4)※2 | 消化管(n=11)※2 |
---|---|---|---|
最大治療効果判定 | 例数 | 例数 | 例数 |
全反応:OR | 9 | 3 | 10 |
完全反応:CR | 8 | 3 | 10 |
部分反応:PR | 1 | 0 | 0 |
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