4)社内資料:同種造血幹細胞移植後に発症したステロイド抵抗性の急性移植片対宿主病(急性GVHD)に対するJR-031投与の第Ⅱ/Ⅲ相試験
(JR-031-301)(承認時評価資料)
試験名 | 同種造血幹細胞移植後に発症したステロイド抵抗性の急性GVHDに対するテムセルHS注投与の第Ⅱ/Ⅲ相試験 |
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試験デザイン | 国内第Ⅱ/Ⅲ相、多施設共同、単群試験 |
目的 | 同種造血幹細胞移植後のステロイド抵抗性急性GVHD患者(グレードⅢ〜Ⅳ)に対する本品の有効性及び安全性を評価する。 |
対象 | ステロイド抵抗性急性GVHD患者25例 (有効性解析対象集団:25例、安全性解析対象集団:25例) |
投与前の処置 | アレルギー反応を予防するために、毎回の投与開始前30分〜1時間を目安に、コハク酸(又はリン酸)ヒドロコルチゾンナトリウム(成人量として100〜200mg)、マレイン酸クロルフェニラミン(成人量として5〜10mg)のいずれか、もしくは両方を静脈内に投与 |
方法 | 本投与: 1回当たり2×106個/kgを原則として1週間に2回(投与間隔は3日以上とする)、4週間、計8回投与した。初回投与については、副腎皮質ステロイド剤による治療に抵抗性ありとの判断後行った。 継続投与: 4週後の観察時点でPR又はMRである患者に対し、1回当たり2×106個/kgずつ、1週間に1回、4週間投与した。ただし、初回投与時より4週間の間に本品が6回以上投与されていることを条件とした。 再投与: 初回投与時以降にCRが観察された患者のうち、10週後の観察時点以前にグレードⅡ〜ⅣのGVHDが再燃した患者に対し、1回当たり2×106個/kgずつ、1週間に2回、4週間投与した。なお、再投与の実施は一度のみとした。 |
観察期間 | 52週間(中間集計は24週間)(投与期間を含む) |
有効性評価項目 | 主要評価項目:28日間以上継続するCR 副次主要評価項目:初回投与4週後の時点のOverall response(OR:CR又はPR) 副次評価項目:初回投与12週後及び24週後の時点のOR、初回投与4週後、100日後、24週後、180日後、52週後の時点の生存率、ステロイド剤の投与量、CRに至るまでの期間、各臓器におけるCR(臓器障害の消失) |
安全性評価項目 | バイタルサイン(脈拍数、体温、血圧、呼吸数)、経皮酸素飽和度、有害事象、臨床検査(血液学的検査、血液生化学的検査、尿検査)、12誘導心電図、胸腹部レントゲン撮影、原疾患の再発、慢性GVHDの発現 |
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